宮城より…


以前幼稚園の体操の先生を通して、年長のお友達が震災にあわれた幼稚園に送った「励ましの絵」

その絵を受け取られた、宮城県亘理郡山元町の幼稚園の園長先生、担当の先生より
お礼のお手紙と、その幼稚園で昨年子どもたちが育てた朝顔の種をいただきました。

全国の皆さん
幼稚園にたくさんの励ましの絵・救援物資を有難うございました。
本当に本当にありがとうございます。
皆さんの気持ちがありがたくて、ありがたくて、言葉も見つかりません。

自宅があっても、水・電気の無い生活を1か月以上している園児もいます。
家が流されて、避難所生活の園児もいます。
お父さん、お母さんが亡くなった園児もいます。
幼稚園も天井やテラスにひびが入って、園庭に亀裂が入っています。
でも、一日一日大切に生きています。
一日、一日生きていると実感しています。

なんのお返しも出来ませんが、ほんの気持ちに「あさがおのタネ」を送ります。
このタネは、昨年幼稚園の庭に植えて、実ったものです。

日本全国の皆さん、育ててください。
あさがおが咲く頃には、元気を取り戻せると思います。
今日からは、私たちに代わってあさがおを育ててください。
そして、秋になったら、また全国のお友達に「タネ」をわけて下さい。
全国に、あさがおが咲く頃には、幼稚園の子どもたちも前に進んでます。

本当に有難うございました。頑張ります!

そして、添えられていたメモには…
線路も電車も駅も流された山元町
駅のホームは階段以外は何にも残っていません。
亘理駅より南は駅も何も無くなりました。)

早く駅が回復する事を願っているのですが、今の場所には駅は戻れないでしょう。
地図を広げてみて下さい。
この事を機会に東北の宮城を知ってもらえれば幸いです。

被災地の現状が綴られた手紙。
でも、つらい中でも前を向いて歩いておられる強い希望を感じました。

封筒の切手は、岩手県石割桜
きれいな桜が満開の切手でした。

子ども達の心にも、早くきれいなお花が咲きますように…