お芋ほりでの出来事


年中少組のお芋掘り遠足での出来事。
たくさんお芋を掘ったUちゃん、いっぱい掘ったお芋を嬉しそうにビニール袋の中に入れていました。
「さぁ皆、お芋置き場まで、お芋を運ぶよ〜」と先生の合図で、皆スーパーの袋に入ったお芋を、せっせと運び出しました。 
Uちゃんもお芋を持ち上げようとするのですが、重すぎて中々持ち上がらない…
お友達は、どんどんお芋を持って畑を出ていく。 
焦る、Uちゃん。でもお芋畑は、幼稚園の園庭の様に平坦でもなく、でこぼこなので余計にうまく歩けません。
とうとう、いっぱい入ったお芋袋を畑に落として、大泣きしてしまいました。
お友達が畑を出て行ってしまう事への焦りや、泣けば誰かが持ってくれる助けてくれると思ったのでしょうか。
ひたすら泣き続けていました。

「持ってあげようか」と言うバスの先生のヘルプをやんわり断り、しばらくUちゃんを見守っていると、諦めたのか泣きじゃくりながらお芋袋を引きずるように1歩1歩と歩きだしました。
そして、皆が待つ所までお芋を運び終える事が出来たのです。
「Uちゃん、やったね。自分で持ってこれたね。」とUちゃんの頭をなでると、彼女は何だかとっても清々しい顔をしていました。
しんどかったけど、自分で出来たと言う気持ちの方が勝ったのでしょうか。

大人が手を貸してあげる事はてっとり早く簡単な事ですが、少し時間はかかるけれど、子どもの力で出来る事もたくさんあるんじゃないのかな…と思うのです。
大人はそこの部分に気づいてあげる事も大事なんじゃないかな…とUちゃんとの出来事で思った一日でした。